『なんでもホルモン』伊藤裕
断片的にしか理解してないけど読めば読むほど面白い

★人間の体…水分65%、炭素18%
細胞も細胞で働く酵素も細胞を動かすエネルギーも遺伝子も
すべて炭素からできている
炭素を豊富に持っていることが生命の証!
人生は炭素の流れ(代謝)で成立している
ホルモン(もちろん炭素からできてる)は100種類以上
アミノ酸(も炭素)から出来るグループ
コレステロール(も炭素)から出来るグループがある



★約30億年前:細菌が光合成を発明
そのとき酸素は原核生物にとっては有害なものだった
酸素を有効に使うのはATP(炭素物質を作り出す細菌=ミトコンドリアの祖先)
じゃあこのATPを自分の体の中に取り込んで得をしよう
→真核生物の誕生


5億4000年前カンブリア紀
多細胞生物の誕生
細胞が助け合って一つの体を作るために、
お互いに持っている情報をやり取りする必要
→そのための道具としてホルモンが誕生
すべての細胞はホルモンを持っている
・血液にのって遠くの臓器まで旅をする(内分泌、エンドクリン)
・自分の隣の細胞に情報を伝える方法(傍分泌、パラクリン)
・自分自身に働く(自己分泌、オートクリン)
ホルモンの効き目が現れるのは受容体(レセプター)のみ


★人間は幼いまま生まれてくる=小型の骨盤
→俊敏に動いて栄養価の高いものを捕獲して食べられる
→栄養価の低い食べ物を食べ続ける必要がなくなる
→長い腸が不要になり、腸に回していた血液を脳に送り込める→脳が発達


★腸内細菌は100兆個以上、100種類以上
便の半分は腸内細菌の死骸
大腸には酸素がほとんどない
腸内の細菌は酸素のない状況でしか生きていけない


腸内細菌は酢酸や酪酸を生み出し
脳につながる神経のホットラインに直接働きかける(ホルモンもどきの作用)
糖尿病やパーキンソン病は、ホルモンもどきが神経回路を破壊しておこるという考え方も。
そういった病気の初期症状は便秘であり、便秘は腸内細菌の乱れで起こる。


ミトコンドリアを元気にするには、原料の糖分、脂肪分を少し減らし、酸素を不足気味にすること=腹8分目で運動することが健康に良い
健康になるために運動するのではなく運動するために健康になる