「運を変えるのは自分次第なのに、なんで不運を嘆いているのかね」
『ジュスティーヌあるいは美徳の不幸』サド


何が善!何が悪!
いったい誰に決められるのか!
これが岩波文庫の赤版か!


文学
①金持ちで②暇で③精神異常な④村上龍セロトニンの分泌が足りないだけ」
の人による活字縦列



主人公・・・美徳を重んじる美しいテレーズ



面白かった点
・サンフロランが忘れ物をしたとかいってテレーズの処女を奪ってゆく点
・サンフロランが最終的に、全国各地から処女を集めて奪ってそのあとで船で各地に派遣して娼館を経営するという巨大なビジネスを始めている点
・男は女の役割もできるから万能であるという点
・テレーズが塀のぼり上手になっていく点
・テレーズが美徳にこだわるわりに結構うまいこと男を刺激しまくる点



性別
なんで2種類いて合体して子供をつくるのか
1種類で繁殖できたらそのほうが効率的なのに
合体するのが快楽になって
本質的に人間は
本来の目的からそれた横道を楽しむものなのか
細分化していくとなにごともそうかも


食べるのだって、
単純に栄養がとれればいいのに
いい味のいい香りの舌触り歯ごたえのどごしを楽しんで
仕事だってお金もらえばいいだけなのに
何かしら楽しみがないとやりがいがないとか
生きていくのにほんとうに必要なものなんてこの身ひとつ
なのに余計なものが必要って思いこまされて
そう思いこむしかないシステムの中で
明日も私はヨーグルトを売るのである
ヨーグルトを売るに当たって考えなくてもよいことを考える私というのがまことに人間的である