roly-poly

蚊がむかついてかいた絵



 山に行った。蚊がいっぱいいたので、蚊に気を取られ、怒り狂って大変だった。かゆくて蚊が憎かった。死ぬほどかゆかった。どうしたら蚊との関係をよりよいものに出来るのか?




 蚊・・・「飛行能力は低く、エアコン、扇風機といったわずかな風によって飛行障害を起こしてしまう」(ウィキペディア情報)
ばかじゃないの?!と思ったが、普段は果物の汁が栄養源なのだそうだ。
ならば、その程度の飛行能力なのも理解できる。
蚊が血を吸うのは、卵を産むのに必要なたんぱく質をとるため。




 ハエなんかは、日頃からウンコで栄養とってるから、蚊の100倍以上スタミナ溢れてる。そのため、そのままのテンションで卵ボコボコ産み、繁殖している。蚊も、血を吸わないハエを見習えばいいのではないか。




 しかし、ハエは血を吸わないものの、ウンコを食べたあとに食べ物をたべたりするので、病原菌の媒介をする危険性が高い。病原菌に比べてみたら、蚊のかゆみなんてかわいいものだ。
 

 そもそもあのかゆみは、蚊が血を吸う前にいれる唾液によるもの。唾液には血液が固まらないようにする作用と、痛み止めの麻酔もかねている。唾液は、いわば蚊のやさしさなのだ。
 


 そのうえ最後まで思う存分に血を吸わせると、唾液も吸っていくので、あまりかゆくならないらしい。蚊に対して最初から敵意を剥き出しにしているから、自分の体にとまっている蚊を見つけると、すかさず追い払ってしまう。それでは唾液がまだ残っているから、かゆくなるのは当たり前。かゆくなるのは自分のせいだったのだ。これからは献血してる気持ちで、温かく見守っていこう。