美容師「大体20㎝切っちゃうけど?」
わたし「大丈夫です」
美容師「すごいね!何かきっかけが?」
わたし「いや、べつに」
人に言えないようなことをした


現象の起点は自分にある
自分の価値観は既成概念の寄せ集め
希釈、還元、抽出、蒸留
自己っていうのを即席で構築
どろどろぐちゃぐちゃごちゃごちゃ
平らにならして
円滑な社会生活を営む平和な自己像


ものすごいたくさんの人間がいる
自分は重要性のある人間ではない
授業中に自分が手をあげて答えなくても
他の誰かが答えるでしょう
世界には逆らえない全体的な流れがあって
流れ流れてそれが人生


点と点と点と点と
それぞれ線でむすぶと図形ができる
そういう、そういう感じの存在じゃないか
リンゴ!!!みたいな、
3次元の物体としての自己ではなくて
肉体ってなると機能性だけでさ
概念も具現化してどーんと
そうなったら結構いいと思うんだ
役割じゃなくて
単純にそこに存在しているというだけで十分じゃないか